エクセルでヘッダー・フッターをページごとに変える4つの方法
初心者エクセルでヘッダーをページごとに変えることはできますか?



エクセルのヘッダーとフッターをページごとに変えたい場合は、少しコツが必要だよ。
エクセルのヘッダーとフッターの基本は、ページ番号以外は同じものが挿入されるしくみになっています。
しかし、「表紙や目次のページにページ番号を入れないようにする」、「奇数ページと偶数ページで内容を変える」といった操作は可能です。
- シートを分けてヘッダーにシート名を挿入
- 1ページ目のみ別のヘッダーを設定する
- 奇数ページ・偶数ページで変更する
- ヘッダーを使わずセルを利用
本記事では、複数ページにわたる書類のヘッダーやフッターに、ページごとに異なる内容を入力するための4つの方法を解説しています。
それぞれのページのヘッダーに異なる内容を入力したい場合は、参考にしてみてください。
エクセルのヘッダー・フッターは、他にも関連記事があります。
ヘッダー・フッターの基本操作から、覚えておくと便利な機能まで解説していますので、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
エクセルでヘッダー・フッターをページごとに変えたいときに使える4つの設定
エクセルでヘッダー・フッターをページごとに変えたいときに使える設定は、以下の4つがあります。
- シートを分けてヘッダーにシート名を挿入
- 1ページ目のみ別のヘッダーを設定する
- 奇数ページ・偶数ページで設定を変える
- ヘッダーを使わずにセルを利用する
それぞれの内容と操作方法について詳しく解説していきます。
シートを分けてヘッダーにシート名を挿入
ヘッダーやフッターにページ番号などを入れる場合、シートごとに違う内容が入力されます。


例えば、1枚のシートに入力されている社員名簿を、上記のようにブロック別にシートで分けたとします。
この場合、ヘッダーに「シート名」を挿入すると、それぞれヘッダーに違うシート名を表示することができます。
1枚のシートに入力されたデータをブロック別にシートで分け、それぞれのヘッダーに違うシート名を表示してみましょう。


- 表の見出しの中のいずれかのセルをクリック
- 「ホーム」タブをクリック
- 「並べ替えとフィルター」を押す
- 「フィルター」を選択


- 「ブロック名」の下向き矢印をクリック
- 「関西ブロック」にチェックを入れる
- 「OK」を押す


フィルターで抽出したデータをコピーして新しいシートに貼り付け、シート名を「関西ブロック」に変更します。


同じ手順で「関東ブロック」、「九州ブロック」もフィルターをかけてデータを抽出して、新しいシートを作成してください。


必要に応じて、使いやすい順番にシートを並び替えておきましょう。


- 「関東ブロック」のシートをクリック
- Shiftを押しながら「九州ブロック」のシートをクリックして、シートをグループ化する


- 「表示」タブをクリック
- 「ページレイアウト」を選択


- 「シート名」を挿入したい枠をクリック
- 「ヘッダーとフッター」のタブをクリックする
- 「シート名」を押す


すべてのシートにそれぞれのシート名を挿入することができました。
1ページ目のみ別のヘッダーを設定する
「先頭ページのみ別指定」にチェックを入れておくと、1ページ目と2ページ目以降で違う内容を入力することができます。


例えば、表紙がある書類を作成した場合、「先頭ページのみ別指定」にチェックを入れておくと、表紙には表示させずに、2ページ目以降から会社のロゴを挿入するといったことが可能になります。
ただし、この方法の場合、2ページ目以降はすべて同じ内容が表示されます。
ページごとに違う内容を挿入することはできないので注意してください。


- 画面を「ページレイアウト」に切り替えてから、ロゴを挿入したい枠をクリックする
- 「ヘッダーとフッター」タブをクリック
- 「先頭ページのみ別指定」にチェックを入れる


- 画面を「ページレイアウト」に切り替えてから、ロゴを挿入したい枠をクリックする
- 「ヘッダーとフッター」タブをクリック
- 「図」を選択して、挿入したい画像を選択


2ページ目以降のヘッダーにロゴを挿入することができました。
ヘッダーに「図」を挿入する詳しい手順は、エクセルのヘッダー・フッターの設定から削除まで完全解説した記事で解説していますので、こちらの記事を参考にしてみてください。
奇数ページ・偶数ページで変更する
1ページ目と2ページ目で変える以外にも、奇数ページと偶数ページでヘッダーやフッターに挿入する内容を変えることもできます。


- 1ページ目が表示されている状態で、奇数ページに表示させたいヘッダーの枠をクリック
- 「ヘッダーとフッター」タブをクリック
- 「奇数/偶数ページ別指定」にチェックを入れる
- 選択した枠内にヘッダーに表示したい内容を入力


2ページ目のヘッダーが見える状態にしたあとに枠をクリックして、偶数ページに表示したい内容を入力してください。


奇数ページ・偶数ページに分けて違う内容を表示することができました。
ただし、奇数ページ・偶数ページでヘッダーまたはフッターの内容を変える場合、1ページ目が表紙や目次などでも奇数ページと同じ内容が表示されてしまうので注意してください。
エクセルのヘッダーを使わずセルを利用
ヘッダーを使わずにセルを利用して、ヘッダーに入れたときと同じに見えるように文字や画像を表示させたい場合は、元になるデータをあらかじめ加工しておく必要があります。


上記のように、表のまわりに空白行と空白列を挿入して、ヘッダーではなく、セル内の余白の位置に印刷したい文字を入力しておきます。


加工したデータを印刷プレビューで確認すると、セル内に入力した文字がヘッダーの位置に近い場所に表示されていますね。
少し手間がかかりますが、データをシートで分ける必要がないのでシート数を増やさずにページごとに異なる文字を印刷することができます。
こちらの詳しい手順は、「必要な位置に区切りを入れておくとヘッダー・フッターの代わりに使うことができる」で詳しく解説します。
エクセルのヘッダー・フッターにページごとに違う内容が入力できるのは基本的にはページ番号だけ
エクセルのヘッダーまたはフッター部分は、編集の自由度が低いため、ページごとに違う内容が入力できるのは基本的にはページ番号だけです。
1ページ目と2ページ目、奇数ページと偶数ページのように2パターンで変えることは可能ですが、すべてのページに違う内容を入力することはできません。



ヘッダーに効率的にページごとに違う内容を入力したい場合は、どうしたらいいですか?



ページごとにヘッダーに違う内容を入力したい場合は、データを作成する段階でシートごとにデータを分けて作成する方法がおすすめだよ。
完成したデータをシートごとに分けることは可能ですが、データの内容を振り分けて新しいシートを作成しなければなりません。
ヘッダーに違う内容を入れることが決まっていた場合は、ページごとにシートを分けてデータを作成してみてください。
必要な位置に区切りを入れておくと「ヘッダー・フッターの代わりに使うことができる
完成しているデータのヘッダーに、ページごとに違う内容を表示したい場合は、前述で解説したように必要な位置に区切りを入れておくと、ページごとに違う内容を表示することができます。
ヘッダーを使っていないので、シートの数が増えてしまうこともありません。
完成したデータのヘッダーにすべて違う内容を印刷したい場合は、こちらの方法を試してみてください。
ただし、こちらの方法を使う場合は、加工に少し手間がかかるので注意してください。


上記のデータを担当者ごとに用紙を分けて、それぞれの用紙の右上に担当者名が表示されるようにデータを加工する手順を紹介します。
元データの形状を崩してしまわないように、コピーしたデータを使って操作してみてください。


元データのデータ範囲にある任意のセルをクリックして、Ctrl+Aを押します。


すべての文字が見えるように、列幅を調整しておきましょう。


- 表の中にある任意の見出しのセルをクリック
- 「ホーム」タブをクリックする
- 「並べ替えとフィルター」のアイコンを押す
- 「ユーザー設定の並び替え」を選択


- 「先頭行をデータの見出しとして使用する」にチェックが入っていることを確認
- 「優先されるキー」の下向き矢印をクリックして、「担当者」を選択
- 「順序」の下向き矢印をクリックして「昇順」を選択する
- 「OK」を押す


「担当者」を基準に、昇順でデータを並び替えることができました。


「担当者」でデータを並び替えたため、「No」の番号がバラバラになってしまっています。
番号を振り直しておきましょう。



「No」と入力されている下のセルに「1」、「1」と入力した下のセルに「2」を入力します。
そのあとで、「1」と「2」が入力されているセルを同時に選択してオートフィルハンドルを下方向にドラッグすると、連続した数字が入力できるから試してみてね。


表の上部と表の左側に空白の行と列を挿入します。
挿入する行や列の数には決まりはありませんが、上部に2行、左側に1列追加しておくと、最後にデータをレイアウトする際にバランスを取りやすくなります。



列は列のアルファベットの「A」の上で右クリックをして「挿入」、行は、行番号の「1」と「2」を同時に選択をして、選択した範囲内で右クリックをしたあとに「挿入」を選択すると、2行分の行を挿入できるよ。


担当者と担当者の間に2行分の空白行を挿入します。
空白行を挿入したときにできた余分な罫線は削除しておいてください。


- 「表示」タブをクリック
- 「ページレイアウト」を選択


縦方向に青の点線が表示されていた場合は、青の点線を青の実線の上にドラッグをして、すべての範囲が1枚に表示されるようにしておきます。


それぞれのページの赤枠の位置に担当者の名前を入力してください。


- 「ページレイアウト」タブをクリック
- 斜め下の矢印をクリックして「ページ設定」の画面を表示する


- 「余白」タブをクリック
- 「赤枠」の余白サイズを変更
- 「ページ中央」の「水平」にチェックを入れる
- 「印刷プレビュー」を押す



余白の数字を変更する場合、左の余白を右の余白の数字よりも少し大きくしておくと、全体のバランスが取りやすくなるよ。


- 表の前後の余白を確認
- 戻るボタンでエクセルの画面を表示する



この画面のように余白が多くなってしまったときは、エクセルの画面に戻って設定を変更しよう!


全体のバランスを整えるために、列幅を調整します。
A列とI列の幅を狭め、B列からH列はデータの内容に合わせて全体的に列幅を調整します。
ただし、列幅を広げすぎてしまうと青の点線が表示されてしまうので、青の点線が表示されてしまった場合は、どこかの列の幅を少し狭くしてみてください。
レイアウトを整えたら、Ctrl+Pを押して印刷プレビュー画面を表示しましょう。


ヘッダーの位置の近くに担当者名が表示されたら完成です。
データが入力できる範囲で文字を入力する位置を調整しているため、左右の余白が少し多い状態になりますが、ページごとにヘッダーに入れる文字を変えたい場合は、この方法を試してみてください。
エクセルでヘッダー・フッターをページごとに変えるに関するQ&A
ヘッダー・フッターの性質を理解して目的に合わせた使い分けをしよう!
ヘッダーやフッターは、印刷した書類の内容をわかりやすくできる便利な機能ですが、エクセルのデータ範囲に文字を入力するのとは違い、自由に編集することができません。
すべてのページに違う内容が入力できるのは、基本的には「ページ番号」だけなので注意してください。
最後に、ヘッダーやフッターにページごとに違う内容を入力する4つの方法をおさらいしておきましょう。
- シートを分けてからヘッダーにシート名を挿入する
- 「先頭ページのみ別指定」にチェックを入れて、1ページ目と2ページ目以降で入力する内容を変える
- 「奇数/偶数ページ別指定」にチェックを入れて、奇数ページと偶数ページに分けて違う内容を入力
- ヘッダーを使わずセルを利用する
ヘッダーやフッターが便利な点は、作成したデータの余白部分にまとめて同じデータが挿入できることです。
2パターンで分けたい場合はヘッダーを活用することができますが、すべてのページに違う内容を入力したい場合はシートを分けるか、または余白に近い場所に文字が表示されるようにデータを加工する必要があります。
ヘッダー・フッターの性質を理解した上で、目的に合わせて使い分けをしてみてください。
エクセルのヘッダーは、他にも関連記事があります。
ヘッダー・フッターの基本的な使い方から、表示方法を変更する方法などを詳しく解説していますので、こちらの記事もぜひご覧ください。

