エクセルのフィルターを活用した印刷テクニックを徹底解説!

初心者

エクセルのフィルターで抽出したデータを印刷するには、どうすればいいの?

Dr.オフィス

条件に合うデータだけをフィルターで絞り込んで印刷する方法は3つあるんだ。それぞれの方法を順番に解説していくよ。

本記事では、エクセルのフィルター機能を使って一部のデータだけを印刷する方法や、フィルターで絞り込んだデータの印刷に失敗してしまう場合の対処法などを解説します。

やり方をマスターすれば、大量のエクセルデータから必要なデータだけをスグに印刷することができるようになります。

エクセルのフィルターで一部のデータだけを印刷する簡単ステップ
  1. エクセルの表にオートフィルターを設定する
  2. オートフィルターで希望の条件をセットする
  3. 抽出したデータを印刷する

エクセルのオートフィルターを使う方法なら直感的に操作できるので、初心者でも覚えるのがカンタンです。

全社員や全商品などのリストから、条件に合うものだけを印刷したい時には、ぜひ本記事で学んだテクニックを試してみてください。

なお、以下の記事では、エクセルの印刷テクニックの基本から応用までを徹底的に解説しています。

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目次

エクセルのフィルターで一部のデータだけを印刷する3つの方法

エクセルのフィルターを使って、表のデータの一部分だけを印刷する方法は、全部で3通りあります。

比較項目難易度複雑な条件の設定向いているケース
オートフィルターを
使う方法
・エクセル初心者でフィルターに慣れていない場合
テーブル機能のフィルターを利用する低~中・印刷結果の見た目を手軽に整えたい場合
・データを追加または削除する予定がある場合
FILTER関数を活用・より複雑な条件でデータを絞り込みたい場合
・印刷するデータと元のデータを分けたい場合

3つのうち、やり方が1番シンプルで覚えやすいのはオートフィルターを使った方法です。

オートフィルターを使って印刷する方法をマスターできたら、他の2つの方法も覚えて使い分けてみましょう。

それでは、次からそれぞれの方法を解説していきます。

初めてでもスグに印刷!オートフィルターを使う方法

1つ目は、オートフィルターで絞り込んだデータを印刷する方法です。

オートフィルターを使うと、何百行、何千行もあるエクセルデータの中から、希望の条件に合うものだけを印刷することができます。

エクセルに慣れていなくても直感的に操作ができるため、エクセルデータの印刷にフィルターを使うのが初めての人にもオススメの方法です。

それでは、次から実際に操作してみましょう。

STEP
エクセルの表にオートフィルターを設定する
エクセルの表にオートフィルターを設定する
エクセルの表にオートフィルターを設定する
  1. フィルターを設定したい表に含まれるセルのうち、いずれかをクリック
  2. Ctrl+Shift+Lを押してオートフィルターを設定する
Dr.オフィス

いろいろな条件設定の方法など、オートフィルターの操作方法を詳しく知りたい人は、エクセルのフィルター機能の使い方を読んでみてね。

STEP
オートフィルターで希望の条件をセットする
オートフィルターで希望の条件をセットする
オートフィルターで希望の条件をセットする

上の画像の例では、部署名を「総務部」のみに限定する条件を設定しています。

  1. 条件を設定する列の一番上にある「▼」を押す
  2. データを絞り込む条件を設定する
  3. 「OK」をクリック
STEP
絞り込んだデータを印刷する
フィルターで絞り込んだデータを印刷する
フィルターで絞り込んだデータを印刷する
  1. Ctrl+Pを押して、印刷画面を開く
  2. 印刷するデータの内容に合わせて各種設定を行う
  3. 「印刷」をクリック
STEP
オートフィルターで抽出したデータを印刷できた
オートフィルターで抽出したデータだけを印刷することに成功
オートフィルターで抽出したデータだけを印刷することに成功

オートフィルターで絞り込んだデータだけを印刷できました。

STEP2で条件設定した、部署名が「総務部」の社員だけのリストが印刷されます。

印刷結果をキレイに整えたい時はテーブル機能を利用しよう

条件に合うエクセルデータを印刷するなら、テーブル機能のフィルターを活用する方法もあります。

テーブルはエクセルの表データを管理しやすくするための機能で、オートフィルターと同じように条件に合うデータだけを印刷する時にも使えます。

印刷するデータの見た目にこだわる場合や、データの追加・削除などを行う必要がある場合は、テーブル機能を使ってデータの絞り込みを行いましょう。

それでは、以下でやり方を説明します。

STEP
エクセルの表をテーブルに設定する
エクセルで作成した既存の表をテーブルに設定する
エクセルで作成した既存の表をテーブルに設定する

今回は、既存のエクセルの表をテーブルに設定します。

  1. テーブルにしたい表の中にあるいずれかのセルをクリック
  2. Ctrl+LまたはCtrl+Tを押して、表からテーブルを作成する
  3. 「テーブルの作成」ウィンドウで「OK」を選択
Dr.オフィス

①で表の中のセルをクリックするだけで、表全体へテーブル機能が自動的に設定されるよ。
テーブルの具体的な設定方法については、エクセルのテーブルの作り方をチェックしてみよう。

STEP
テーブル機能のフィルターでデータの絞り込み条件を設定する
テーブル機能にあるフィルターでデータの絞り込み条件を設定
テーブル機能にあるフィルターでデータの絞り込み条件を設定

上の画像の例では、勤続年数が20年以上の社員だけが抽出されるように条件を設定しています。

  1. 条件を設定したい列の先頭にある「▼」をクリック
  2. データの絞り込み条件を設定する
  3. 「OK」を押す
STEP
テーブル機能のフィルターで抽出したデータだけを印刷する
フィルターで抽出したデータだけを印刷する
フィルターで抽出したデータだけを印刷する
  1. Ctrl+Pを押して、印刷画面を表示する
  2. お好みで各種印刷設定を行う
  3. 「印刷」を選択
STEP
テーブル機能を利用して必要なデータだけを印刷できた
テーブル機能のフィルターを使って必要なデータだけを印刷
テーブル機能のフィルターを使って必要なデータだけを印刷

テーブル機能を利用して、表の中から必要なデータだけを印刷できました。

STEP2で設定した条件の通り、勤続年数が20年以上の社員だけを抽出できています。

しかも、テーブル機能を使うとセルの色などが自動で設定されるため、見た目のキレイな表をカンタンに印刷できるのです。

「FILTER関数」なら複雑な条件が設定できる&元の表をそのまま残せる

「FILTER関数」なら、エクセルの関数を利用して複雑な条件で絞り込んだデータを印刷できます。

オートフィルターやテーブルの場合、設定できる条件には限りがありますが、FILTER関数なら他の関数と組み合わせることで、自由な条件設定が可能になります。

複雑な条件を設定したい場合や、元のデータと印刷するデータを分けて管理したい場合は、次からFILTER関数を使った方法にトライしてみましょう。

Dr.オフィス

オートフィルターやテーブル機能を使う方法だと、フィルターをかける前の元のデータを見たい時はいちいちフィルターの条件設定を解除する必要があるんだ。でも、FILTER関数ならその手間を省くことができるよ。

STEP
あらかじめ、抽出条件のセルと抽出データの見出しを用意しておく
事前に、抽出条件のセルと抽出データの見出しを用意しておく
事前に、抽出条件のセルと抽出データの見出しを用意しておく

あらかじめ、データの抽出条件に使う数値・文字列や抽出データの見出しをエクセルシート上に入力しておきましょう。

今回は、社員名簿から生年月日が1996年4月1日以降の社員だけを抽出するため、「1996/4/1」と入力したセルを用意しています。

また、FILTER関数では元データと別の場所に抽出結果を出力するため、抽出結果が分かりやすいように元データと同様の見出しを用意しておきます。

Dr.オフィス

STEP1やSTEP2で紹介するように、FILTER関数を使う場合は色々な下準備をしたり、関数を正確に入力したりする必要があるんだ。エクセル初心者の方は、エクセルのFILTER関数の使い方を読んでみてね。

STEP
FILTER関数を使って希望する条件のデータを抽出する
FILTER関数を入力して抽出条件を指定する
FILTER関数を入力して抽出条件を指定する

抽出結果を表示する範囲の一番左上にあるセルに、FILTER関数の数式を次のように入力してEnterを押します。

=FILTER(A4:F33,D4:D33>=J1)

上記の数式のうち、「A4:F33」は元データ全体の範囲を、「D4:D33>=J1」は生年月日がJ1セルの「1996/4/1」以降かどうかの条件設定を表しています。
この数式によって、元データのうち生年月日が1996年4月1日以降に当てはまるデータだけを抽出できるのです。

STEP
抽出したデータに罫線などを設定する
抽出データの印刷用に罫線などを設定する
抽出データの印刷用に罫線などを設定する

データの抽出先のセルには書式設定がされていないため、このまま印刷するとデータだけが表示されてしまいます。

そのため、必要に応じて罫線などを設定しておきましょう。

STEP
抽出データのセルを印刷範囲に設定する
抽出データのあるセルを印刷範囲に設定する
抽出データのあるセルを印刷範囲に設定する

FILTER関数で抽出したデータが正しく印刷されるよう、印刷範囲の設定を行っておきましょう。

  1. FILTER関数の抽出データを含め、印刷したい部分のセルを選択する
  2. 「ページレイアウト」タブをクリック
  3. 「印刷範囲」を押す
  4. 「印刷範囲の設定」を選ぶ
STEP
FILTER関数で抽出したデータを印刷する
FILTER関数で抽出したデータを印刷する
FILTER関数で抽出したデータを印刷する
  1. Ctrl+Pを押して、印刷画面を表示する
  2. 必要に応じて印刷対象などの設定を行う
  3. 「印刷」を選択
STEP
FILTER関数を使ってデータの一部だけを印刷できた
FILTER関数を使って抽出したデータを印刷できた
FILTER関数を使って抽出したデータを印刷できた

FILTER関数を使って、元データのうち条件に合うデータだけを印刷できました。

今回は、生年月日が1996年4月1日以降の社員データだけが印刷されています。

Dr.オフィス

「2010年から2020年までに入社した社員」や「経理部または営業部に所属する社員」など、いろいろな条件でデータを抽出・印刷したい時は、条件ごとにシートを分けてデータを抽出すると管理しやすいよ。

フィルターにかけたエクセルデータを見出しつきで印刷してみよう!

フィルターにかけたエクセルデータを印刷すると、見出しが表示されずにデータが見にくくなってしまったことはありませんか?

2ページ目には表の見出しが印刷されていない
2ページ目には表の見出しが印刷されていない

フィルターで抽出したデータが複数のページにわたる場合、そのまま印刷すると、上の画像のように2ページ目以降には見出しが印刷されないようになっています。

そこで、「ページ設定」を開いて「タイトル行」に見出しのある行を指定すると、2ページ以降にも見出しが印刷されるようになります。

「タイトル行」に表の見出しがある行を設定
「タイトル行」に表の見出しがある行を設定

なお、横長のデータで見出しが1列に並んでいる場合は、「タイトル列」を指定することも可能です。

詳しくは、エクセルのヘッダー部分に見出しを固定する方法をご覧ください。

Dr.オフィス

フィルターを固定すれば、印刷の時も表の見出しを固定して印刷できると勘違いしている人が時々いるみたい。だけど、フィルターの固定はエクセルの画面上で見出しを固定するだけだから、印刷結果には反映されないんだ。機能は似ているけど、混同しないようにしてね。

エクセルの表を見出しの項目ごとにまとめて印刷できる裏ワザ!

初心者

エクセルで、表にある特定の見出しの項目ごとにデータを印刷したいんだけど、何かいい方法はないかな?社員名簿から部署ごとの社員リストを印刷したいんだけど、フィルターで部署名を設定して印刷する作業をひたすら繰り返すのは大変・・・。

Dr.オフィス

条件のパターンが多いと、その度にフィルターの設定を変えて印刷するのは手間だよね。もっと効率よくできる裏ワザを教えるよ!

次のように、表にある特定の見出しの項目ごとにエクセルデータを印刷したいケースはありませんか?

  • 社員名簿を、所属部署ごとにまとめて印刷したい場合
  • 会社の備品リストを、備品の保管場所ごとに印刷するケース
  • 営業電話の架電先リストを、担当者ごとに分けて印刷したい時

オートフィルターと小計機能を組み合わせるテクニックを使うと、所属部署や保管場所ごとのデータを全てまとめて印刷することができます。

部署ごとの社員リストを全部まとめて印刷できる
部署ごとの社員リストを全部まとめて印刷できる

このテクニックを使えば、条件の数だけフィルター設定と印刷操作を繰り返さなくて済むので、大幅な業務効率化につながります。

それでは、さっそくトライしてみましょう。

Dr.オフィス

最近はどこの会社でもペーパーレス化が進んでいるけど、実務では紙のリストが欲しくなる場面がまだまだ多いよね。この裏ワザを押さえておけば、リストをサクッと印刷できるようになるよ。

STEP
印刷結果の見出しになる行を設定しておく
「タイトル行」に、印刷結果の見出しになる行を設定しておく
「タイトル行」に、印刷結果の見出しになる行を設定しておく
  1. 「ページレイアウト」タブを選ぶ
  2. 「印刷タイトル」を押す
  3. 「タイトル行」の入力欄をクリック
  4. 印刷結果の各ページの見出しにしたい行を選択する
  5. 「OK」をクリック
Dr.オフィス

④では、上の画像の例みたいに、タイトル「社員名簿」から表の見出し部分までの複数の行を選択することもできるよ。

STEP
オートフィルターでデータを見出しの項目ごとに並び替える
オートフィルターを使ってデータを見出しの項目ごとに並び替える
オートフィルターを使ってデータを見出しの項目ごとに並び替える

表にオートフィルターを設定して、見出しの項目ごとにデータを並び替えておきます。

上の画像の例では、社員名簿のデータを「部署名」で昇順に並び替えることで、社員のデータが部署ごとにまとまっている状態にしています。

  1. 表の中にあるいずれかのセルをクリック
  2. Ctrl+Shift+Lで表にオートフィルターを設定する
  3. 項目別にまとめたい列の見出しにあるフィルターボタン「▼」を選択
  4. 「昇順」または「降順」をクリックして、データが項目ごとに並んだ状態にする
STEP
「小計」機能を使ってデータを見出しの項目ごとに集計する
小計機能を使って見出しの項目ごとに改ページを設定する
小計機能を使って見出しの項目ごとに改ページを設定する

「小計」機能を使って、見出しの項目ごとに改ページを設定しましょう。

上の画像では、部署ごとに社員のリストが別のページに印刷されるよう、「グループの基準」に部署名を設定しています。

  1. 表に含まれる任意のセルを選択
  2. 「データ」タブを選ぶ
  3. 「小計」をクリックして「集計の設定」ウィンドウを開く
  4. 「グループの基準」で、STEP2で並び替えを設定した列の見出しを選択
  5. 「グループごとに改ページを挿入する」にチェックを入れる
  6. 「OK」を押す

今回はエクセルの小計機能のうち、「グループごとに改ページを挿入する」設定だけを利用します。
STEP3で小計機能を使うと、勤続年数などの数値を集計した行が自動で追加されますが、今回は数値の集計が目的ではないため、STEP4で集計行が印刷されないように設定しています。

STEP
集計行を非表示にするため、フィルターに条件を設定する
フィルターを利用して、集計行が非表示になるようにする
フィルターを利用して、集計行が非表示になるようにする

STEP3で小計機能を使うとデータの集計結果が自動で表示されるため、フィルターの条件を設定して集計結果が非表示になるようにします。

  1. STEP3の④で「グループの基準」に指定した見出しのフィルターボタンをクリック
  2. 「テキストフィルター」の上にカーソルを移動してメニューを表示する
  3. 「指定の値を含まない」を選択して、「カスタムオートフィルター」ウィンドウを開く
STEP
「集計」の文字列を含まないデータだけが表示されるよう条件を設定する
「集計」が含まれないデータだけを抽出するよう、条件を設定する
「集計」が含まれないデータだけを抽出するよう、条件を設定する

STEP4の①でフィルターボタンを押した列について、データの抽出条件を設定します。

  1. 「カスタムオートフィルター」で、「を含まない」の右側の欄に「集計」と入力
  2. 「OK」を押す
Dr.オフィス

集計結果の行には、「◯◯部 集計」のように表示されるんだ。
そこで、STEP5では「集計」の文字列を含まないことをフィルターの条件に設定して、集計結果の行だけが非表示になるようにしているよ。

STEP
表のデータを印刷する
表のデータを印刷する
表のデータを印刷する
  1. Ctrl+Pを押して、印刷画面を出す
  2. 必要に応じて印刷設定をする
  3. 「印刷」をクリック
STEP
表のデータを見出しの項目ごとに印刷できた
見出しの項目ごとに表のページを分けて印刷できた
見出しの項目ごとに表のページを分けて印刷できた

フィルターと小計機能を組み合わせて、見出しの項目別に表のデータを印刷できました。

社員名簿を印刷すると、各部署の社員リストがそれぞれ別のページに印刷されます。

Dr.オフィス

昔、僕が会社の備品チェックをした時にこのワザを使ったら、保管場所別の備品リストをサクッと印刷できてチェックがはかどったんだ。備品の保管場所のパターンや社員の所属部署の種類など、項目の数が多ければ多いほど時短の効果大だよ。皆さんの仕事でも活用してみてね。

フィルターで抽出したデータの印刷結果がおかしい時の解決方法2パターン

エクセルのフィルターで抽出したデータが思うように印刷できない場合は、次の2パターンの解決方法を試してみましょう。

  • 抽出したデータが一部だけ印刷される場合:「印刷範囲を無視」を設定
  • 変なところでページが分かれてしまう場合:「すべての改ページを解除」を試す

フィルターの抽出データが意図した通りに印刷できない時は、印刷範囲や改ページなど、エクセル自体の印刷設定に原因があります。

次から、それぞれのケースを順番に見ていきましょう。

抽出したデータが一部だけ印刷される時は「印刷範囲を無視」を設定しよう

次の画像のように、エクセルのフィルターで抽出したデータの一部しか印刷されないことがあります。

抽出したデータの一部しか印刷されていない例
抽出したデータの一部しか印刷されていない例

抽出データが一部しか印刷されないのは、印刷範囲がデータの一部分だけに設定されていることが原因です。

フィルターの抽出データが全て印刷されるようにするには、印刷画面で「印刷範囲を無視」にチェックを入れてから印刷してみましょう。

印刷画面で「印刷範囲を無視」をオンに設定する
印刷画面で「印刷範囲を無視」をオンに設定する

「印刷範囲を無視」を設定すると、すでに設定された印刷範囲が一時的に無視されるため、抽出データを含めたエクセルシート全体が印刷されます。

ぜひ、試してみてください。

「印刷範囲を無視」をオンにしても、印刷範囲の設定はそのまま残ります。そのため、「印刷範囲を無視」をオフにすれば、もともと設定していた印刷範囲のセルだけを印刷できます。
なお、「ページレイアウト」タブから「印刷範囲のクリア」を選択する方法でも抽出データ全体を印刷することはできますが、印刷範囲の設定は消えてしまうので注意が必要です。

変なところでページが分かれてしまう時は「すべての改ページを解除」を試してみよう

フィルターで抽出したデータは全て印刷されるものの、意図しない場所でページが分かれてしまうトラブルもよくあります。

1ページ目と2ページ目の区切り位置がおかしくなっている例
1ページ目と2ページ目の区切り位置がおかしくなっている例

抽出データを印刷した時のページの区切りがおかしい場合は、ページの区切り位置に「改ページ」が設定されていることが原因です。

「表示」タブで「改ページプレビュー」を表示すると、下の画像のように改ページの設定位置が分かります。

「改ページプレビュー」を表示して改ページの位置を確認
「改ページプレビュー」を表示して改ページの位置を確認

変な位置で抽出データの印刷ページが分かれないようにするには、「ページレイアウト」タブで「すべての改ページを解除」を選択しましょう。

「すべての改ページを解除」を選択する
「すべての改ページを解除」を選択する

なお、印刷設定の内容によっては自動で改ページが設定されるため、「すべての改ページを解除」では解除できません。

このように、自動で設定された改ページを解除したい場合は、印刷画面で「拡大縮小なし」を選びましょう。

自動で設定された改ページを解除する時は「拡大縮小なし」を選択
自動で設定された改ページを解除する時は「拡大縮小なし」を選択
Dr.オフィス

自動で設定された改ページがある場合、「改ページプレビュー」に青い点線が表示されるよ。「すべての改ページを解除」をしてもページの区切り位置が変わらない場合は、改ページプレビューに青い点線が表示されていないか確認してみよう。

エクセルでフィルターを使って印刷する方法に関するQ&A

エクセルのデータにオートフィルターをかけられない時はどうすればいいですか?

エクセルデータにオートフィルターを設定できない場合、対象となるデータ内に空白セルが含まれているなど、複数の原因が考えられます。
詳しくは、エクセルのフィルターがかからない原因と対処法をご覧ください。

セルの文字列のうち、一部だけが一致するデータだけをフィルターで抽出して印刷する方法はありますか?

「ワイルドカード」の記号を使うと、セルの文字列の一部だけが一致するデータだけをフィルターで抽出できます。
例えば、全国にある金融機関のリストから、金融機関名の最後に「信用金庫」がつくデータだけを抽出したい場合は、金融機関名の見出しにあるフィルターボタンを押して、検索窓に「*信用金庫」と入力します。なお、「信用金庫」の左にある「*」は、0文字以上の文字が含まれることを表すワイルドカードの一種です。

FILTER関数を使って一部のデータだけを印刷したいのですが、元のデータがある表にデータを追加したり、削除したりすることはできますか?

表にある一部のデータだけをFILTER関数を利用して印刷する場合、後から元データの表へデータ追加・削除することも可能です。
ただし、データを追加・削除した際は、FILTER関数の1つ目の引数で指定している元データのセル範囲にズレが生じることがあるため、必要に応じて範囲を修正する必要があります。
なお、元データの表をテーブルにしておくと、元データの増減に合わせてFILTER関数で指定するセル範囲も自動で変わるため、修正の必要がありません。

フィルターを活用すれば必要なエクセルデータだけを印刷できる

今回は、エクセルでフィルターを使って一部のデータだけを印刷する方法や、印刷がうまくいかない場合の対処法などについて解説しました。

フィルターで絞り込んだデータだけを印刷できるようになれば、大量のデータから条件に合うものだけを印刷することができて非常に便利です。

最後に、エクセルのフィルターで必要なデータだけを印刷する方法をおさらいしておきましょう。

おさらい
  1. エクセルの表にオートフィルターを設定する
  2. オートフィルターで希望の条件をセットする
  3. 抽出したデータを印刷する

条件を満たすデータのリストを手早く印刷できれば、商品リストを片手に在庫の確認を行う場面など、手作業によるチェックが必要なシーンで何かと便利です。

カンタンなので、ぜひお仕事で使ってみてくださいね。

なお、以下の記事では、エクセルの印刷テクニックを基本から丁寧に解説していますので、ぜひご覧ください。

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