
パワポ初心者
パワーポイントにエクセルの表を貼り付けることはできるのかな?エクセルで作成した表があるから、そのまま使えると便利なんだけど。
パワーポイントにエクセルの表を貼り付けるには、『単純な貼り付け』と『自動更新が可能な貼り付け』があるから、これから詳しく解説するね。

Dr.オフィス
今回は、パワーポイントにエクセルの表を貼り付ける方法について、解説します。
この記事を読むと、単なるコピー&ペーストだけでなく、パワーポイントと元のエクセルの表をリンクした状態で貼り付ける方法について、理解することができます。
PCサポート歴10年以上の私が、パワーポイントにエクセルの表を貼り付ける方法について、詳しく解説するよ。

Dr.オフィス
パワーポイントにエクセルの表を貼り付けるには、2つの作業画面を同時に表示して、コピー&ペースト操作で簡単に完了します。
パワーポイントの表を作成する方法については、詳しく画像付きで解説している記事があるので、こちらも参考にしてください。
※本記事は『OS:Windows11』画像は『Excelのバージョン:Microsoft365』を使用しています。
目次
パワーポイントにエクセルの表を貼り付ける方法
パワーポイントに表を挿入する際、すでにエクセルで作成した表がある場合は、その表をスライドに貼り付ける方が時間と手間を大幅に節約できます。
ここでは、パワーポイントにエクセルの表を貼り付ける基本的な方法と、貼り付けのオプションについて、順番に解説します。
基本的なエクセル表の貼り付け
それでは、パワーポイントを起動した状態で、貼り付け元のエクセル表を画面に表示しましょう。
- STEP
エクセル表のコピー
- STEP
エクセル表の貼り付け
パワーポイント上で表を貼り付け - 表を貼り付けるスライドをクリックして表示
- ショートカットキーCtrl+Vを押して貼り付け
- STEP
パワーポイントに表の貼り付けが完了
表の貼り付け完了 エクセルの表がパワーポイントに貼り付けられました。
このように、パワーポイントにエクセルの表をコピー&ペースト操作で、簡単に貼り付けることができます。
パワーポイントとエクセル間の貼り付け操作は、基本的なコピー&ペースト操作と同じだから、簡単だね。

Dr.オフィス
目的に応じて貼り付ける形式を変える
パワーポイントにエクセルの表を貼り付ける方法は、基本的なコピー&ペースト操作でしたが、貼り付ける形式を変えると、目的に応じた最適な形で貼り付けることができます。

形式の選択は、表を貼り付けた直後に表示される『貼り付けのオプション』から簡単に行えます。
ここでは、パワーポイントにエクセルの表を貼り付ける、4つの貼り付け形式について、順番に確認していきましょう。
[元の書式を保持]
![[元の書式を保持]を適用](https://office-doctor.jp/powerpoint/wp-content/uploads/2025/11/table-excel2-5-740x505.png)
[元の書式を保持]を選択すると、エクセルで設定した外観のままで貼り付けられます。
セルの背景色などの一部の書式設定は、変更される場合がありますが、エクセルファイルの書式を可能な限り正確に見せたい場合に便利です。
[埋め込み]
![[埋め込み]を適用](https://office-doctor.jp/powerpoint/wp-content/uploads/2025/11/table-excel2-6-1-740x505.png)
[埋め込み]を選択すると、貼り付けた表を編集する際にエクセルの数式や関数などの機能が利用できます。

貼り付けた表をダブルクリックすると、パワーポイント上でエクセルの編集機能が有効になります。
ただし、データの元となるエクセルファイルには、パワーポイント上での編集内容は反映されません。
パワーポイント上でエクセルと同等の編集機能を利用できることが最大のメリットですが、その反面ファイルサイズが大きくなりやすい点には注意が必要です。
[図]
![[図]を適用](https://office-doctor.jp/powerpoint/wp-content/uploads/2025/11/table-excel2-8-740x505.png)
[図]を選択すると、表が画像として貼り付けられます。
画像となるため、貼り付け後に表の外観変更やデータの編集はできませんが、拡大・縮小してもレイアウトが崩れないことがメリットです。
[テキストのみ保持]
![[テキストのみ保持]を適用](https://office-doctor.jp/powerpoint/wp-content/uploads/2025/11/table-excel2-9-740x505.png)
[テキストのみ保持]を選択すると、表に入力されたテキストのみが貼り付けられます。
元の書式がリセットされシンプルな表示になりますが、強調太字や色付けなどを含む全ての書式が失われるため、装飾が必要な場合は、パワーポイント上で再度設定する必要があります。
それぞれの特徴を理解して、目的に合った最適な貼り付け形式を選択しようね!

Dr.オフィス
パワーポイントにエクセル表のデータを自動反映
パワーポイントに貼り付けたエクセル表のデータを頻繁に更新する場合は、データをリンクさせて貼り付ければ自動で反映され、便利です。
ここでは、パワーポイントとエクセルをリンクする方法と、リンク後のデータの編集・更新方法について、解説します。
パワーポイントとエクセルのリンク貼り付け
それでは、パワーポイントとエクセルをリンクして、表を貼り付けてみましょう。
- STEP
エクセル表のコピー
エクセル表をコピー - マウスでドラッグして表全体を範囲選択
- ショートカットキーCtrl+Cを押してコピー
- STEP
[形式を選択して貼り付け]をクリック
形式を選択して貼り付ける 表を貼り付けるスライドを表示し、下記の通りに設定しましょう。
- [ホーム]タブをクリック
- [貼り付け]のプルダウンをクリック
- [形式を選択して貼り付け]をクリックして選択
- STEP
リンクの設定
リンクの設定 - [リンク貼り付け]にチェックを入れる
- [Microsoft Excel ワークシートオブジェクト]をクリック
- [OK]をクリック
- STEP
パワーポイントとエクセルのリンク完了
エクセルとリンクした状態で表の貼り付け完了 これで、エクセルでの変更が自動的に反映される表の貼り付けが完了しました。
このように、パワーポイントとエクセルをリンクした状態で表を貼り付けることができます。
データの編集
それでは、エクセルファイルのデータを編集し、パワーポイント上の表への自動反映を確認してみましょう。
- エクセル表の『AAA店』の『1月』の値を、[3000]から[4000]に編集
- セルF5に設定されているSUM関数によって、合計が『9,000』から『10,000』に更新される
- パワーポイント上の表に、①と②が自動的に反映されたことを確認
- STEP
エクセル表の編集
エクセル表のデータを編集 - セルC5:[4000]を入力
- Enterを押して確定
- セルF5:[10000]に更新されたことを確認
- STEP
自動反映を確認
リンク設定が正しく機能しているかを確認 エクセルの内容がパワーポイントの表に自動で反映されたことが確認できました。
このように、元のエクセルファイルを編集するだけで、パワーポイント上のデータも自動的に更新されます。
エクセルを閉じている状態でパワーポイント上の表をダブルクリックすると、エクセルが自動的に起動して、編集機能が有効になるよ。

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エクセルファイルのリンク切れ
パワーポイントとエクセルをリンクした場合、参照元のエクセルファイルの保存場所やファイル名を変更すると、リンクが切れてしまうため注意が必要です。

リンク切れを確認した場合は、まずは参照元のエクセルファイルを元に戻してから、パワーポイントで[リンクの更新]を実行してください。
パワーポイントにエクセルの表を貼り付ける際のQ&A
Q
パワーポイントにエクセルの表をきれいに貼り付ける方法を教えて下さい。
A
エクセルで設定した外観のままで貼り付けたい場合は、貼り付ける形式を[元の書式を保持]に設定します。詳しくは、目的に応じて貼り付ける形式を変えるで解説しています。
Q
パワーポイントに貼り付けたエクセルの表を編集する方法はありますか?
A
元データが頻繁に更新される場合は、エクセルとリンクした形式で貼り付けることをお勧めします。詳しくは、パワーポイントでエクセル表のデータを自動反映で解説しています。
適切な貼り付け形式でエクセルの表を貼り付けよう!
今回は、パワーポイントにエクセルの表を貼り付ける方法について、解説しました。
すでにエクセルで表を作成している場合、パワーポイントで最初から作成し直すよりも、貼り付けるほうが圧倒的に効率が良いです。
表の貼り付けは、コピー&ペーストが基本操作となるため、とても簡単です。
さらに、データが頻繁に更新される場合は、エクセルとリンクした状態で貼り付ける方法も活用しましょう。
最後に、パワーポイントにエクセルの表を貼り付ける簡単ステップについて、おさらいします。
パワーポイントにエクセル表を貼り付ける場合は、目的に合わせて、適切な貼り付け形式を設定しましょう。
パワーポイントの表を作成する方法については、詳しく画像付きで解説している記事があるので、こちらも参考にしてください。








